【活動報告】倉敷市こどもエコツアー『繊維のまち児島を知る』工場見学と染体験ワークショップを開催しました

2025年11月23日(日・祝)、倉敷市こどもエコツアー
『繊維のまち児島を知る』が開催され、抽選で選ばれた9組18名の親子(小学1〜4年生)が参加しました。
本ツアーは、児島が誇る「繊維のまち」の文化と技術を体験し、
ものづくりの裏側を楽しく学べるプログラムです。

1. エシカル先生の“エシカルファッション教室”からスタート

午前9時、貸切バスで、会場となったニッセンファクトリーには元気いっぱいの子どもたちが集合。
まずはエシカルファッション協議会による「えシカる先生のエシカルファッション教室&エシカルクイズ」を実施しました。

服ができるまでにどんな資源が使われているのか、
エシカルファッションって何?など。イラストを多用した小学生にも分かりやすい内容で、皆さん真剣に耳を傾けてくれました。

 

2. ニッセンファクトリー難波社長による“児島の歴史”

続いて、ニッセンファクトリー難波社長が、
「繊維のまち児島の歴史」「染色・製品加工の役割」について講話。

  • なぜ児島に繊維産業が集まったのか
  • 染色工場の役割とは?
  • 児島から世界に広がる製品づくり

など、児島の産地の魅力が親子にも伝わる内容となりました。サンプル展示室の様々なサンプルにも興味を持っていました。

3. 染色工場見学(ニッセンファクトリー)

実際の工場設備を間近で見ながら、
大きな機械や染料の種類、製品加工の工程に親子で興味津々。ジーンズの加工に使う軽石も、手に取ってお土産に・・・。

子どもだけでなく、お父さん・お母さんからも質問が飛び交いました。

▼ 当日の質問(一部紹介)

  • 草木で染めたら匂いもつきますか?
  • ジーンズは何で染めているんですか?
  • 色を染め分けるのはどうやるの?
  • 他にも染められる植物はありますか?
  • ジーンズの素材は何からできているの?

知っているようで知らない「繊維の秘密」に触れる、貴重な時間となりました。

4. ハンカチ染め体験(10時〜)

後半は、倉敷染でも使われる、安全な化学染料を使った“ハンカチ染め体験”を実施しました。

赤・青・黄色の3色を自由に混ぜてつくるオリジナルカラーは、少しずつ表情が変わり、子どもたちの「世界にひとつの色」が次々と調合されます。
むら染や絞り染め・割り箸を使った板締め風や、グラデーション染など、様々なバリエーションについて教わり、思い思いにデザインして染めました。

お父さん・お母さんも、自分だけの色や染め方を求めて奮闘。「こんなふうに色が染まるんだ!」と楽しむ姿が見られました。